戦姫絶唱 シンフォギアG EPISODE11 「ディスティニーアーク」 感想

見えない明日に踏み出せるのは、ここで出逢った意味があるから。

さよならという言葉はきっと、終わり告げるためじゃない。

別れの痛みより、めぐり逢えた奇蹟だけを抱きしめて、その先へ。

陽だまりと温もりと厳しさも繋がりも、ぜんぶくれた場所を守る為、

大好きな制服に二度と袖は通さない、通せない――ダカラ行ク。

まずは前回のおさらい。

浮上するフロンティアと奇襲に弱いSAKIMORIと裏切りのクリスちゃん。
まぁどう考えても裏切ってはないと思われる。

今回のタイトルはディスティニーアーク。
これはWILDARMS Advanced3rdに出てくる施設名と一致する。
WA3においては新興宗教の施設だが、古の建造物を回収して使っていた。
作中では”宇宙船のようにもみえる”とだけ語られている。（実際に飛ぶことはない）
見ようによってはラストダンジョンとも言える場所なのだが、ラストダンジョンは正確には電脳世界なのでちょっと違う。
今のところ電脳世界やミレニアムパズルに繋がるような設定は出ていないのであんまり関係ないか。

二課に保護された調。
一応スパイの可能性も否定はできないので拘束されることに。
時限式とはいえ装者だから仕方のない対応である。

フロンティアの全貌。
船っぽい気はする。
右手側の窪みが砲口にしか見えないのだが、波動砲とか撃てたりするんだろうか？

前回神獣鏡のビームが直撃した2人だが、あっさり出てきた。
というか元気すぎるだろう。
聖遺物の力を分解するビーム（しかも直撃すると駆逐艦？が一撃で沈む）を受けてそのまま海？に落ちたにしては怪我が少なすぎる。

LiNKERの副作用もギア装着の後遺症もないとのことだが・・・頭の穴はどうなったんだ。

ついでに響のガングニールの欠片もなくなったらしい。
ええええええええ！？いやいやちょっと待て。

融合してたガングニールがなくなって無事はないでしょう。
物理的に存在していたのだからその分そこに穴開くよね？
ガングニールによって再生された左手とかどうなってんの？
エネルギー使って再生したとかうんぬん言ってたけど、ガングニールが遺伝子情報から生理的に再生させてたのか？
あと新しい臓器を形成しているとかいう話どこいったの？これで消えるんだったらその設定いらないよね？

一方裏切りのクリスちゃん。
普通に博士達と合流していた。

てっきり特攻するもんかと思っていたが、頭が回らないわけではないらしい。

「力を叩き潰せるのは更に大きな力だけ･･･あたしの望みはこれ以上戦火を広げないこと」


フィーネ団に取り入るために、ＳＡＫＩＭＯＲＩを撃ったクリスちゃん。
これ以上戦火を広げない、戦いをなくす。
それがクリスちゃんの望みであることは疑いようのない事実だ。

しかしクリスちゃんは『力でもって力を制する』やり方では、戦いがなくせないことを身をもって知っている。
にも関わらずそれを望みとして告げたということは、本心から裏切っていないことの証だろう。

「気に入らなければ、鉄火場の最前線で戦う私を後ろから撃てば良い」


そう簡単に全面的に信用されるはずもなく、疑いの目を向けられるがクリスちゃんはひるまない。
しかし何故鉄火場などという言葉を使ったのだろうか。

鉄火場とは賭場のことだ。
最前線で戦うのであればそれは戦場ではないのか？
あるいはこの行為自体がクリスちゃんにとって博打だということか。

ネフィリムの心臓を使ってフロンティアの動力炉を起動させる一行。

ネフィリムの細胞サンプルから生成したLiNKERでフロンティアの制御権を得た博士。

というかLiNKER便利すぎるだろう。

これ使えば戦闘員とか怪人量産し放題なんじゃないでしょうか博士。

「早く動かしたいなぁ・・・ねぇちょっとぐらい動かしてもいいと思いませんか？ねぇ、マリア」

新しい玩具を手に入れて大はしゃぎの博士。

マリアさんの呼び方もなんだか卑しい感じ。

「これだけあれば・・・十分にいきり立つ！」

博士大興奮。

いきり立ってるらしいです。

！？

なんかビーム撃ったと思ったら手の形になったぞ。

なにがどうなってるんだ。

「どっっっっこいしょぉぉぉぉぉッ！！！！！」

えええええええええええええええ！！？

月を掴んで宇宙船を持ち上げるとかどういうことなの。

予想できないとかそんな次元じゃねーぞこれ。

「楽しすぎてメガネがずり落ちてしまいそうだ」

今週も博士は絶好調。

多種多様な顔芸を見せ付けてくれる。

「手に入れたぞ、蹂躙する力！これでボクも英雄になれるッ！！この星のラスト・アクション・ヒーローだぁッ！！やったあああああああ！！！！」

楽しそうで何よりです。

ところで博士、LiNKER切れてますよ。

二課の計測によると月にアンカーを打ち込んでフロンティアを持ち上げたらしい。

すげーな二課の分析能力。

なんでこんな超トンでも現象を普通に短時間で解析してるんだ。

赤羽根Pが優秀すぎる。

マリアさんの命令では動かないフロンティア。

LiNKERが作用している限り制御権は博士にあるらしい。

さっき切れてた気がしたけどCM中に補給したのだろう。

「人類は絶滅なんてしませんよ、ボクが生きている限りね」

博士の提唱する人類救済の方法は、ごく少数でも、最悪1人でも生きていれば絶滅していないという理屈。

ならば生き残るべきは自分であると。

しかしそんな理屈は到底マリアが受け入れられるものではない。

力のない弱い者達を護るという目的があったればこそ、悪という称号を背負うと決めたのだから。

「ダメな女だなぁ･･･フィーネを気取ってたころでも思い出して、そこで恥ずかしさに悶えてな」

マリアさんギア装着しないと凄く弱い。

それともLiNKERで博士が強くなっているのだろうか。

というかマリアさん公式で完全に邪気眼扱いされてしまった。

もしかして頑張ってフィーネっぽく振舞ったり演技しようとしてたりしたのだろうか。

当然そのときは全裸ですよね？

回想シーン入れましょう。早く。

間に合わなくなってもしらんぞ―――！！！

「帰ったらぁ、僅かに残った地球人類をどうやって増やすか一緒に考えましょう」

さすが博士だ。

種の増やし方なんて一つしかないじゃないですかー。

つまり博士とマリアさんでぬっぷぬっぷするってことですよね。

上手く行ったらキリちゃんとかクリスちゃんとかBBA(17)とかもいるハーレムルートだもんね！

そっかーシンフォギアはハーレムアニメだったのか。

二課に残った最後の装者・風鳴翼。

最初の装者でもある彼女は今もなお戦い続ける。

たった一人、最後の一振りになろうとも。

愛車・サキモライザー3号機「ハリケーン」で出撃するSAKIMORI。

いや待て、どうやってジャンプしたんだそれ。 

そして変身シーンで案の定ヘルメットが消滅。

なんのために持ってきたんだ。

そして唐突にはじまるバイクアクション。

全く、何が起こるか分からないアニメだぜ。

いくらSAKIMORIといえども一人では分が悪い。

響は状況を打開するために、調に協力を要請することを提案する。

調からすればそんな状況は到底信じられない。

敵だった相手に力を貸してくれなどど、正気の沙汰ではない。

しかしそんなこと、敵だの味方だのは立花響には関係ないのだ。

いや、敵味方などない。

目的が同じであれば手を繋げば良い。

響の真っ直ぐな想いに打たれ、協力することを承諾する調だがそれでもやはりそう簡単には割り切れない。

敵であった自分を本当に信じることができるのか。

「敵とか味方とか言う前、子供のやりたいことを支えてやれない大人なんて格好悪くて適わないんだよ」

響だけではない、結局は二課という場所がそうなのだ。

大人としての責務、あり方を示している

この師ありにしてこの弟子ありだ。

「相変わらずなのね・・・」

ん？

司令と調が知り合い？

今までにそんな描写はなかった。

司令も驚いている。

心当たりがないということだろう。

可能性としては2つある。

一つは本当に知り合いだったが、弦十郎が忘れている場合。

もう一つは・・・

調の出撃。

SAKIMORIはバイクで出撃していったが、こちらはバイクMS「ゲドラフ」として出撃だ。

移動技としても使えたのかこれ。

ちゃっかり付いて行く響。

2人乗りできるような足場を作ることもできとは、便利かなシンフォギア。

勃発するSAKIMORI対クリスちゃん。

SAKIMORIはクリスちゃんの真意を問いただそうとはしない。

クリスちゃんの首には何かがつけられている。

これはギアスだろう。

ギアスとはWA2ndで出てきた首輪型の爆弾だ。

大方博士あたりから付けられたに違いない。

一方こちらもかつての仲間と相対していた。

SAKIMORIvsクリスちゃん。

調vs切歌。

放送開始当初にこの組み合わせを予見できた人がいただろうか。

デースッ！

ここでキリちゃん初変身シーン。

調より胸があるはずなのに、調の方がエロかった。

これで一通り変身シーンはやったことになる。

未来さんの分はあるのだろうか？

あっても本編中ではなく円盤の特典とかのような気がする。

「「IKUSABAで何を莫迦なことをッ！！」」

2人の戦いの仲裁をしようとする響だが、2人から怒られた。

1期のときもSAKIMORIとクリスちゃんに同じことで怒られていた。

そういう意味では皆あんまり変わらないのかもしれない。

響に先に行けと告げる調。

時限式のLiNKERでは戦える時間には限りがある。

また、響を守りながら戦うのでは不利になってしまう。

それに、響ならばきっとマリアと手を繋ぐことができる。

「胸の歌を、信じなさい」

ああ、これはもう確定だ。

調はフィーネの記憶を持っている。

弦十郎に相変わらずと言ったのはそういうことなのだ。

ならば切歌が自分が消えてしまうと思っているのは勘違いなのか。

そして今仲間を助けたいと願い、弱い人々を救いたいと願った調の心は嘘なのか。 

きっとそれは違う。

そもそもフィーネが一人だけとは限らないのだ。

激しいバトル。

今までの中で一番バトルバトルしてる。

特にクリスちゃんがSAKIMORIと互角の戦いをしているのが凄い。

今まで活躍しなかったイチイバルのハンドガンモードが大活躍。

でのリロード必要なのね、聖遺物のくせに。

一方ここ数話ヘリの運転とかセクハラされるだけでいいところのなかったマリアさん。

あまりの不甲斐無さに公式でリフレクターの操作あれ絶技だからとフォローされる始末。

そんなマリアさんが来週は歌で大活躍するらしいぞ！

え、マジで？

とりあえず響の護衛に緒川さんぐらい出したほうがいいんじゃないかなぁ。

ギア纏えない響だけだとノイズに出くわしたら詰むし、緒川さんなら新幹線より速く走れそうだし。