もはや語ることも無い、ただ攻略あるのみ。
今回は1話まるまる歩美攻略。
開幕お風呂。
連載初期を除いてパンチラすらほとんど無い神のみにおいて貴重なお色気シーン。
ごめんなさい嘘つきました。
安易なお色気シーンは作品の質を低下させる、という桂馬の言ではないがパンチラやラッキースケベはなくともお風呂があるのが神のみ。
主要キャラクターには大体お風呂シーンがあります。
現時点でお風呂シーンがないのは栞とかのんだけ。
かのんちゃんはアイドルなのでお風呂シーンなんて論外。
栞は薄すぎて需要が無いからしょうがないね。そういう需要に応えるなら神のみ屈指の脱ぎキャラハクアさんと小さい小さい月夜がいるので。
みねるばのお風呂シーンとかあったら連載に響くレベルで危ないし。
(なおショタ状態の桂馬の風呂シーンはある模様)
しかしこのボリューム。
さすが公式で唯一バストサイズが更新されただけのことはある(ガイドブック参照)。
数字の上ではかのんを超えてしまった。
そんな増量したお風呂シーン中のあゆみんの元へ桂馬が到着。
今から行くって言ったのになんで風呂に入ってるんだと言う桂馬だが良く考えてみよう。
桂馬は「今から告白しに行く」と言ったのだ。
意中の相手からそんな言葉を聞いた花も恥らう女子高生が大人しく待機しているだろうか?
文化祭で動き回って汗かいたままの状態で告白を受けようとするとでも?
ただでさえ汗っかきなのだから結構な量の汗をかいているだろう。
そういうのが好きな人ならいいかもしれないが、その辺りはよく分かっていない。
今から告白にくる?→お風呂入って汗を流さないと!→ついでに勝負下着に変えていざというときに備えないと!
という実に自然な流れで風呂に入っていたのだ。
問題は予想外に桂馬が早くついてしまったこと。
しかしそれはそれで「今お風呂に入ってるの」というドキドキイベントをしかけることができる。
あゆみんだって待っているだけではない、桂馬を落としにかかっているのだ。
覗きの容疑であゆみん汁をぶっかけられる桂木氏。
しかしこれも全て予定通り。
ノーラに頼んであゆみんのパンツを先だって入手しておき、それで顔を拭き始める。
ここで問題なのはノーラがどこからパンツを取ってきたかだ。
洗濯物が干してある場所や歩美の部屋から持ってきたら未使用だが、脱衣所から持ってきていた場合使用済みということになる。
さてはてどちらなのか。
そしてこの落ち着いた対応を見るに、やはり桂木氏はあゆみんが風呂に入ることを予見していたに違いない。
その上でノーラにパンツを確保するように命じたに違いない。
さすが落とし神、女子が「今から告白しに行く」という胸キュンなセリフを受けて風呂に入らないはずがないという完璧な予想。
そこに迅速に辿り着いてお風呂シーンというお色気イベントを起こして、かつパンツというキーアイテムを入手し失敗イベントで相手のガードを下げつつも主導権を握る。
これが神か・・・!
この男、ガン見である。
ハクアのを見ても一切関心を示さないことから考えてもやはり桂馬はおっぱい星人なのだろう。
(な、なんじゃああ?)
初めて桂馬の攻略を外から観察する一般人代表・小阪ちひろさん(16)。
ちひろの誕生日は12月3日なのでまだ16歳です。
歩美をムードの良い場所(木梢川の亀石)に呼び出して告白イベントを仕掛けようとする桂馬。
好感度自体はそのままエンディングに行けるぐらいには高まっていると判断している。
ちゃんと見晴らしの良い場所でヴィンテージを警戒できるようにするなどぬかりはない。
しかしこの飛び石のような足場は危なそうだが、こんな場所が本当にあるのだろうか。
と思って調べてみたら京都にあるらしい。
原作者が京都出身なので馴染みの深いものだったのだろう。
正座で向かい合ってお話する2人。
この2人組みは安定感があって好き。
設定が違えばちひろがハクアのバディになる展開もあったのかもしれない。
(歩美来ちゃダメだって・・・これは罠なんだよ)
と思いながらも止めに入らないちひろ。
違和感を覚えるかもしれないが、状況が飲み込めていないのと桂馬とハクアの真剣さや必死さが伝わってきているので止めていいのかどうか判断しかねているのだろう。
実際に(誤魔化されはしたが)ヴィンテージに襲撃されていなかったら様子見をしようとせずに止めに入っていたかもしれない。
落とし神・桂木桂馬氏手がけるラブコメシーン。
当事者達のムードをより一層盛り上げてくれます。
(な、なんじゃこのバカ芝居は―――!)
しかし盛り上がるのは当事者達だけ。
傍から見たらバカバカしい芝居なのである。
ところでちひろさん、先々週まではあなたもこのバカ芝居をやってたわけですがそこらへんどうなんでしょう。
それなりに雰囲気は良くなるが、ヴィンテージが襲来してしまい移動を余儀なくされる。
あゆみんには奥の2人は見えてないのだろうか?
ハクアは羽衣を持っていないので透明化はできないはずである。
錯覚魔法で路傍の石にでもなっているのか。
公園に移動して盛り上げるもやはりヴィンテージに見つかり移動しなくてはいけなくなってしまう。
あゆみんのお尻が滑り台に挟まるイベントを何故カットした。
なんだか怪しいコンビニ前で休憩。
どうやら舞島神社は遠いらしい。
リューネの趣味はB級グルメ。
コンビニでの買い食いもよくやってそうだ。
屋外ではヴィンテージの襲撃を避け続けるのは難しく、ちひろの提案で寺田家へ避難することに。
どうやら京様のご実家はクリーニング屋のご様子。
しかしこれ何時ぐらいだろう。
夕方に襲撃されたことを考えると20時ぐらいだろうか。
「おいちひろ・・・どういうつもりだ?」
桂馬からしてみればちひろが進んで協力してくるなどありえない。
ちひろがどういう思惑で寺田家に誘導したのか、その真意が見えない。
「余計なことするな!・・・あと5分、あと1つのイベントで落とせたのに・・・こんな寄り道必要ない!」
ヴィンテージの計画が発動するまでの残り時間に余裕は無い。
メルクリウスを復活させても間に合わない可能性もある。
だから桂馬が求めているのはベストな形のエンディングではなく、スピードを重視したエンディングだ。
とにかく急がなければ、間に合いませんでしたでは許されない。
「そのゲームみたいな言い方やめてよ!」
「ボクのやり方だ・・・何よりまず落とすことが第一だ」
桂馬のやり方が外から批判されたのはこれが初めて。
今までは途中で邪魔が入ることはあっても、桂馬(プレイヤー)とエルシィ(サポート)とヒロイン(攻略対象)という最小に近い構成のみで物語が展開されていた。
そこに一般人という立場の部外者を入れて、外から攻略を観測させる。
これによって桂馬の攻略の異常さが表面化してくる。
桂馬も桂馬で譲らない。
ゲームみたいなやり方というのを一切否定しないところは潔いとも取れるが、余裕が無いとも取れる。
とにかく歩美を落とすことが大事で、それ以外は二の次としている。
冷静に考えれば、ちひろに協力を要請するにしても状況を利用するにしてももっと上手いやり方はあるだろう。
「すみませんねぇ・・・私が間の悪い告白して・・・」
ハクアから桂馬が歩美の中の力を必要としている話を聞いて、何かしら事情があると判断したちひろは桂馬に協力することを申し出る。
ところどころ差し込まれるえるのん。可愛い。
ちひろは歩美に自分と桂馬はもう関係ないと説明するが、桂馬に(心の中で)ダメ出しされる。
このままの展開だと時間がかかってしまうので、 事態が窮している現状では間に合わない可能性が高い。
桂馬はちひろのプランに乗らずスピードエンドに向かおうとするが現実はそれを許してくれない。
衣装合わせに乱入しようとも京様に妨害されてしまう。
桂馬相手に普通にスキンシップしてくれる京様は女神に匹敵する貴重な人材。
着替えシーンカットだと・・・
お見舞いもお風呂もやったのに着替えシーンカットだとぉ・・・
あとちひろちゃんちょっと盛りすぎじゃないですかね。
最初あゆみんかと思った。
もはや語るまでもないシーン。
ちひろによるネタバラし。
桂馬が歩美に語っている言葉は自身の気持ちではなくて、歩美を落とすための攻略。
桂馬にとって一番知られてはいけないことが歩美に知られてしまった。
「こんなカス男にあっさり騙されて、バカだね―――歩美も・・・私も」
歩美はちひろが桂馬に振られる瞬間を目にしている。
だからこの言葉の意味も、あの時なにが起こっていたかも分かってしまった。
ビンタ!
今まで(カットされたシーンも含めて)歩美が桂馬を叩く場合にはほぼ全てがキックだった。
それがここにきてビンタ。
さすがに原作のベキバキなってるビンタにはなっていないがやはりこいうシーンではキックよりもビンタの方が響く。
ちひろにネタバラしをした真意を問う桂馬。
こういうときに感情的になることなくあくまでも理屈で動くところは桂馬の良いところであると共に、悪いところでもある。
歩美を落としたいならちゃんと本気で歩美を好きになれ、ちひろは2人が上手くいかないようにしたかったわけでも桂馬の邪魔がしたかったわけでもない。
どんな事情があるにしろ、ちゃんと向かい合って欲しい。
そんな言葉を投げかける。
桂馬もちひろの意図するところを察して頷く。
うーんここはこれでもいいんだけど、やはり原作の理解できないものを見るような目でちひろを覗き込むシーンが欲しかった。
ちひろが攻略のことを歩美に話したのは、自分を含めた三角関係を解消するためだった。
一歩間違えれば全てがお釈迦になるところだったが、「好きになった人のことは簡単には嫌いになれない」という根拠があるからこその行動だった。
その根拠の出所は他でもない、自分自身だ。
ちひろはハクアに何故桂馬が自分とデートしたのかを問いただす。
歩美の力が必要だ、ということしか知らないちひろからしてみれば自分とデートしたことは時間の無駄としか考えられない。
当然桂馬が無意味にそんなことをするはずはないので、何か目的があるはずだ。
純粋な興味もあるだろう。
親友の歩美が関わっている以上、できる限りのことは知っておきたいというのもあるだろう。
それ以上に、もしかしたら自分にも何かあるのではないか、必要とされているのではないかという期待もあるのではないか。
しかし残念ながらハクアは桂馬がちひろとデートしていたことを知らない。
ちひろが女神候補だったことは知っているが、それ以上の情報を持っていないので話すことは出来ない。
女神についての詳細を話すかどうかは流石に桂馬に黙って決めるわけにもいかない。
そしてやってくる、今回最大の問題シーン。
「おかえり、ボクのプリンセス」
腹筋崩壊不可避。
原作のときも見る度に笑いが出た。
(アホかお前は―――)
アホじゃなかったらこんな作品の主人公はできてないと思います(褒め言葉)。
この絶対的にブレない桂馬のあり方こそが神のみぞ知るセカイ。
それにしてもいいなこの2人組。
女神篇終わってからも普通に一緒にいて欲しい。
ハクアの「またこのバカは・・・」という呆れ顔が特に良い。
「わかった・・・桂木の気持ちは・・・
じゃあ、私と結婚してよ!!」
こっちもアホだ!
桂馬のアホ芝居こと攻略を観察してたら唐突にプロポーズが始って付いていけてない2人組。
いいなぁこの2人。今後も(ry
歩美は当然そんな無茶な話は受け入れられないと高をくくっていたが、桂馬は結婚を了承する。
とはいえ出鱈目なゲーム理論に基づく条件を提示してうやむやにしようとする。
しかしここまで来たら歩美もそう簡単には引き下がらない。
諦めない桂馬を引かせるためにその場で両親に挨拶させる。
歩美としてはしてやったりと思ったのだろうか。
しかしこれは完全に桂馬のペース。
生ぬるいホームドラマと似非修羅場はギャルゲーの本領よ。
「お前はボクにとって最初のヒロインで・・・そして最後のヒロインだ。結婚してくれ!」
最初のヒロインにして最後のヒロイン、というのは感慨深い。
こういうものは往々にして最初のヒロインがメインヒロインであり最重要なのだ。
つまい歩美もそうであると。
この2人(ry
特にハクアの表情が「うわぁ・・・」って感じで面白い。
そりゃあ娘が夜中に男連れてきて唐突に結婚しますだなんて言い出したあげく寸劇を始めたらご両親はこんな表情にもなりますね。
「信じてもいいよ・・・だから、好きって言ってよ!」
歩美は桂馬のプロポーズ?を受け入れる。
桂馬が何を考えているのかは分からない、それでもただ一言「好き」と言ってくれればそれだけで全てを信じると。
実は桂馬はここに至るまで一度も「好き」と言ったことがない。
今までの攻略でも全て、それっぽい雰囲気でそれっぽいことは言っているが明確に「好き」だと言ったことはなかった。
恐らく、あえて避けたセリフを使っていたのだろう。
もっとも例外に近いのが天理のときの「ボクら、愛しあっているから―――!」だが、これは事前に打ち合わせで芝居ということを確認しているので言っているうちには入らない。
つまりここにきて、真剣にヒロインと向き合うことを要求される桂馬。
ここでどう応えるか、それで落とし神としての桂木桂馬の在り方が決まる―――!
「歩美、好きだ」
はい、この男微塵も迷いませんでした。
つまり桂馬にとって攻略においてどんな言葉を選ぶことも、ルートに沿っていれば大した問題ではないということだ。
ほんとブレねーなこの男。
しかし歩美には芝居だと看破され、ダメ出しされてしまう。
そのまま押し問答のように、告白→ダメ出しのループへ。
さすがに歩美の両親も呆れていなくなってしまう。
まぁこんなものを見せられたら本気で結婚の話をしにきたとは思うまい。
実際に本気じゃないので何の問題も無い。
ロマンチックな場所で待ってると移動する歩美。
そしてカットされたノーラの子分の変わりに出てきた亮くん。
亮くんはもはや存在がギャグレベルだが、言われたことをこなす分には普通に優秀である。
言われたこと以上は絶対にできないし、あまりにも残念なアホの子だが。
リューネと相対するハクア。
羽衣で透明になって移動する桂馬とちひろ。
あかね丸で桂馬を待つ歩美。
終局に向かって物語りは進んで行く。
次回、
エンディングが、見えたぞ―――
さすがにここまでハイペース&カットで来ただけあって大分余裕のある展開。
特に不満も無くそつなくまとめている。
まぁ間がとれないのは尺の都合上どうしようもないので、諦めているというのもあるが。
あえて不満点を上げるなら、表情変化やデフォルメの仕方が原作に比べると弱いところ。
ちひろが歩美にネタバラしするシーンなどはもっと黒い感じの作画にできなかったのだろうか。
次回は女神篇最終回。
これは雑誌掲載時からぜひともアニメで見たいと思っていた回だ。
楽しみに待っていよう。
そして次々回にはなぜかかのん100%を放送するらしい。
急遽13話分の枠になったのか、枠が取れるかどうか分からなかったから12話で作ったのか事情は分からない。
最初から13話で枠が取れたてたらそれにあわせてもう少し演出良くできただろうし。
しかしかのん100%は完全にスピンオフで本編となんの関係もないので女神篇直後に流すのはいかがなものだろうかと思う。
いっそのこと13話構成になる可能性があるのだったら、原作FLAG190「遠雷」をもとにプレゼントタイムやSONOGOベースのネタを盛り込んだおまけ話やイタ回にしてしまえば良かったと思う。
最終的に枠が取れなかったときは円盤の特典で付けてしまえば良いわけだし。
「遠雷」をやってくれると、実際に製作するかどうかはともかくユピテル編への期待も持てるからいろいろ好意的に捕らえられると思うんだけどなぁ。
まぁ決まっているものはウダウダいってもしょうがない。
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