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2013年10月23日水曜日

神のみぞ知るセカイ FLAG247 「じゃじゃ馬ならし」 感想

サブタイトルはじゃじゃ馬ならし。
迷うまでも無くシェイクスピアの喜劇だ。
シェイクスピアの戯曲の中でも初期の物の一つらしい。

あらすじは、富豪には二人の娘がいる。次女には多くの求婚者がいるが、じゃじゃ馬の長女が片付くまでは結婚させないと父親は言う。次女の求婚者たちは困り果てるが、そこへ紳士が現れ持参金欲しさに長女に求婚する。そして、食べ物も睡眠も与えない「じゃじゃ馬ならし作戦」を始める。一方、次女は求婚者の一人と密かに結ばれる。また別の求婚者の一人はある未亡人と結婚することになる。やがて三組のカップルはそろって宴会を催し、男たちはどの妻が一番従順かで賭けをするが、勝ったのはなんとじゃじゃ馬と結婚した紳士だった。最後にじゃじゃ馬の筈だった長女が従順なる大演説を滔々と述べて大団円となる。

誰がじゃじゃ馬かは考えるまでも無い。
また戯曲の中ではじゃじゃ馬はならされているが、果たして本当にこのセカイの”じゃじゃ馬”をならすことはできるのか。

ちなみにこの「じゃじゃ馬ならし」にも多くの解釈があるようだ。
男尊女卑の戯曲として不快に取られることもあれば、じゃじゃ馬をならすために男も同じだけ苦しんでいると評されることもある。
このあたりも面白いところだろうか。




女子小学生に穴があくというアオリ文は如何なものかと思わなくも無い。









エルシィは各女の子につけられた首輪をどうにかしに行ったので自由に羽衣を使うことができない。
なのであらかじめ透明になるようの羽衣を借りていた。
ドクロウちゃんは間違いなく優秀だけども、こういった小技はできない模様。
適材適所だね。




女神篇の時にもあったが、透明になっているとお互いに姿を確認することができない。
手を繋いでいる状態でなら見えているのだろうか?
見えてない気がする。

桂馬は触られる(押される)のに弱いが、自分から触る分には普通だ。
最初の頃はそれでも多少は照れていたが攻略を通して慣れたのだろう。




無音で走れるドクロウちゃんマジぱねぇ。
NINJAだねNINJA。
ドクロウちゃんにどんどん優秀な属性が追加されていく。




ヴィンテージがどの程度の規模で活動しているかは分からない。
しかしその数は多くないのだろう。
大規模に部隊が展開できるのであれば首輪などみみっちいことはせずに学校、あるいは街ごと襲ってしまえばいい。

それができないのはそれだけの人員が割けないのと、今はまだ大々的に行動することができないからだろう。
問題は今学校で起こっていることが他の場所でも起こっているかどうかだ。
そして起きていた場合、どのぐらいの範囲で、どれぐらいの数のコロニーが作られているかだ。

桂馬の目的を達成するためにはこの学校だけで完結するわけにはいかない。




やっぱり自分の想定していない押しには弱かった。




しかもキスした理由は久しぶりだったから。
なんという押せ押せ妹だろうか。

というか久しぶりなのか?
確かに現実世界では随分と時間は経っているが、作中では朝~夕方?ぐらいか。
これぐらいの時間で久しぶりってなってるとドクロウちゃんヤンデレ一直線やで。




エルシィがお仕事を始めたのでヴィンテージが異常を察知して移動した。
歩美に付けられた首輪を外してどうするつもりなのだろうか。




外した首輪と同じパラメータを設定したを羽衣人形にセット。
どう見ても偽物にしか見えないエルシィクオリティの人形である。

しかし10年前のここではこれでも十分すぎるほど通用するのかもしれない。




桂馬もエルシィの言を信じるほかなく、賭けの部分がいくらか大きそうだ。
とはいえ隠し通す必要は無く、キャンプの日まで自分のコントロール下にあれば良いのだ。




さらわれた?香織を助けにきた桂馬だが、優しい言葉をかけたりはしない。
状況を把握していない香織に対して淡々と事実だけを告げる。

香織は頭が良く悪知恵が回るタイプなので余計な情報を与えないようにするためだろう。
下手に情報を与えて立ち回らせるのは得策ではない。




香織は香織で状況が把握できていないので桂馬から情報を得るしかない。
そしてこのセリフも額面通りの意味だけではないだろう。
まず間違いなく探りを入れている。




それに対し桂馬は香織に助けに来たことを素直に伝える。




お前の態度次第だ、というのは珍しい。
ヒロインは何が何でも助けるというスタンスで来ていたのでこういう展開は考えていなかった。

それだけ香織は特殊で一筋縄では行かない相手ということだろう。
助けに来たんだと下手に出たところで良いように使われてしまうだけだ。




一方ヴィテージは予想通りエルシィの魔法を見抜けないでいた。
これが10年という時の壁に阻まれた技術差ということか。




ギラだけは何か気づいているようだが、どうなのだろう。
気づいているというよりは何か嫌な感じがするといったぐらいだろうか。




エルシィさん自分で首輪より変って言ってますがな。




どうやらエルシィもしっかり成長しているようだ。
羽衣の複数制御もできるようになってきている。

もう少し頑張れば過去が投影できるようになったり羽衣なしで空が飛べるようになるのだろうか。
頑張れエルシィ。
頑張らないと妹枠がNINJAに脅かされてるぞ。




香織さんマジ自己中。
自分のことを棚に上げすぎてていっそ清々しい。

しかし無駄に這いつくばってるのが様になってるヒロインである。




流石香織さんである。
目的のためなら手段を選んだりはしない。
プライドなんてくそ食らえだ。




当然桂馬はそんなことは分かっている。
だからこその態度次第だ。




だってどうせ助けてくれるんでしょう?

だってどうせ助けてくれるんでしょう?



サービス土下座とは恐れ入る。
ほんと清々しいなこの人。




「助けにきた」という桂馬の言葉から、首輪を外せることまで推測する香織さん。
頭が回る分情報を渡すと本当にろくなことにならない。




そして助けにきたことから桂馬が悪魔と敵対し自分を助けなければならない立場にあることを察して、土下座返し要求する。
頭を下げることにもプライドを投げ捨てることにもなんの躊躇もないけれど、だからといってタダで起きるつもりもない。
桂馬からすると香織を助けないことにどんなデメリットがあるのか分からないが、悪魔に情報をバラされるのは困るので要求をつっぱねる訳にはいかない。

どこまでも自分本位で自分勝手。
そしてそれを為すだけの能力を持っている。


目的のためにプライドを簡単にかなぐり捨てることのできるスタイルは、攻略のために好感度が下がるのを気にも留めなかった桂馬とよく似ている。
方向性は違うけれども自分本位というところも同じだろう。
やはり香織篇は桂馬が桂馬を攻略する話ということなのだろう。

つまりそれは今までのやり方では太刀打ちできないということだろう。
だからこそ天理の力が必要なのだ。

・今週の天理ちゃん

セリフなし


2 件のコメント:

  1. ドクロウちゃんは二階堂先生と同一人物という説がありますがもし本当ならキャラが変わりすぎで笑えますねw
    ドクロウちゃんの見た目から中学生ぐらいの年齢設定だとすると、13歳から15歳ぐらいなので長瀬先生との年齢関係とも一応一致します。
    これなら二階堂先生の無敵っぷりに説明はつきますが、さすがにないでしょうかねえ。

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    1. ドクロウちゃん二階堂説は設定的にはアリだとは思いますが、キャラデザ的には無しであって欲しいですw

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