残る女神は後1人、それに対して候補は歩美とちひろの2人。
親友同士である2人を同時攻略するのに桂馬は自身の体調を利用して、ゲームの鉄板であるお見舞いイベントを仕掛けるが・・・
開幕エルのん。
良かったね久々の出番だよ。
しかしカノヌウァールとはなんとも間抜けな名前である。
体調を崩して倒れていた桂馬の元に現れたのはノーラのバディ亮。
OVAの天理篇にしか出てきていないのでTV版のみ視聴の人は誰こいつ?状態である。
アホバディと桂馬に言われるとおり、エルシィ並のポンコツなのだが同じように憎めないキャラである。
エルシィよりもハッキリと自分の思っていることを言うので分かりやすい。
桂馬より年上なのだが可愛いヤツだ。
何気に亮は桂馬の唯一の男友達と言って良いキャラ(桂馬はそう思っていないが)なので、もっと出てくれたらいいなぁ。
閑話休題。
お見舞いイベントを仕掛ける相手に選んだのは歩美。
エルシィの携帯から掛かってきたので桂馬の声に驚いた歩美はパンを握りつぶす。
たい焼きといいテンパったら握りつぶすキャラになりつつあるぞ。
電話中は人のいない場所に移動する、というのは良くあることだが歩美はちひろを気にして席をはずす。
視聴者は歩美とちひろが桂馬に好意を抱いているのを知っているのでそれほど違和感を覚えないが、冷静に考えると親友と同じ人を好きになっているという情報を2人は全く共有していない。
一応原作では2期終了後~女神篇開始までの間で関連するシーンが何度かあったので、お互いになんとなく気づいているという状態であった。
歩美への布石を打ち終わったところで、今度はちひろからエルシィへとコールが入る。
当然エルシィはいないので桂馬が出るが、お見舞いイベントを邪魔されるわけにはいかないので体調不良がバレないようにエルシィがいないことを伝えて電話を切る。
しかし後で呼び出そうとはひでぇ皮算用である。
上手いこと釣られて桂木家までやってきた歩美。
この来たはいいがイマイチ踏ん切りがつかずに挙動不審になって覗き込んだりする気持ちはよく分かる。
傍目から見てる分にはピョコピョコしてて可愛い(ただし美少女に限る)。
歩美はなんで桂木家の場所を知っていたのだろう?
エルシィと遊ぶのに来たことがあるとかだろうか。
その場合は部屋の位置を知っていないのが違和感があるが、カフェの方にしか入ったことが無いという可能性もあるので矛盾はしないか。
「思った以上の好展開だ。これがお見舞いイベントの威力なのか」
「このまま行けるとこまで行くぞ!」
分かっちゃいることだがさすが落とし神、乙女心を弄ぶ外道である。
パッと見、非常にラブでコメディなシーンなのだが計算によって作り出されたシチュエーションというのがなんとも面白い。
これぞ神のみといったところか。
このまま好感度をMAXに・・・と企む桂馬だが、世の中そんなに甘くない。
ここでちひろ登場。
わざわざ誰もいないことを強調して来ないように仕込んだのに、なぜかやってきてしまった。
このまま歩美と二人のところを見られたら・・・・・・
「最悪だっ!」
桂馬の祈りもむなしく、亮はちひろを中へと案内してしまう。
別に亮は悪くないのだが、実にザンネンに感じられる。
ちひろは部屋に入る前に髪を梳かす。
このシーンは凄く可愛い。
こういったちょっとした仕草って女の子の魅力を凄く引き立てると思う。
ハクアの髪をセットするシーンもそうだが、こういう細かい仕草があるかないかでキャラの存在感は大きく変わってくる。
しかしそんなことは落とし神には関係ない。
好感度が上がる展開から一転、何をしても好感度が下がる状態になってしまう。
だから何とかしないと、何とか―――
って桂木さん、それどう見てもアウトやでwwwwww
二人でいるところを見られるのを回避するために布団の中に押し込めるという発想。
普通出てこねーよこんなのwwwww
歩美も少しは抵抗しているが外に出ようとまで思っていない様子。
どんな好感度に達したらこうなるんですかwwwww
僕らの名誉のためにも隠し通すしかないwwwww
こいつはひでぇ詭弁だぜwwwww
「我ながら見事な展開だ。最悪の体調、最悪のアクシデントにも関わらず2人とも好感度はあがっている。このWお見舞いイベント、ボクなら上手くやれるぞ!!」
さすがですwww神にーさまwwwwww
冷静に二股wwww外道wwwww
とちゅうちひろにバレそうになるも、状況が異常すぎて逆にバレない。
しかしJKの生足と比べても違和感をもたれないにーさまってどうなんですかね?
あゆみんの足が太いというのもあるかもしれんが。
誰も来ないって言ったじゃん、と微妙に焼いてるあゆみんが可愛い。
エルシィに用があると言って来たちひろは、実は自作の曲ができたので桂馬に聞いて欲しくて来ていた。
その曲は楽器屋で一度桂馬に聞かせている曲。
実はこの曲2期のちひろ編で使われている曲。
今はまだ歌詞がないということでランラーだったが、回想シーンが入っていたりと良い演出。
感慨深いものがある。
桂馬のゲームの音楽しか聞かないがこの曲は好きだというのは攻略で必要だというのもあるだろうが、本心だろう。
しかし今回のギターは原作者先生ではないのか。
桂馬に曲を聞かせるという目的を果たしたちひろは帰っていく。
一方そのころふとんの中に押し込められていた歩美は、
透けてた。
うん、汗っかきだからのぼせるぐらい暑かったら透けるよね。
完璧に透けるよね。
色も形もハッキリ分かる。
さすがあゆみん、でけぇなあ。
しかしこの透けブラの流れでまだ歩美が怒っていることを確認した桂馬はまだリカバリーは効くとフォローを入れようとする。
が、
やっぱり世の中そんなに甘くなかった。
帰ったと思ったちひろが戻ってきて、まさかの告白。
予想していない展開や、押しに弱い落とし神様もたまらず赤面。
しかしこのままの流れではまずい。
何しろ隣には歩美がいてちひろの告白を聞いているのだ。
ほっとか無くても完全に修羅場である。
そんなときは、
最終兵器難聴系主人公。
かの昔からラブコメ主人公が告白された時に使う最終手段である。
これでなんとか状況をリセット。
歩美に問いただされるもの誤魔化して完全に無かったことにする。
帰ろうとする歩美に考える時間を与えないために仮病を使って引き止める。
しかし2人は距離が近すぎて時間はかけらないので、どちらかを即効で落とすしかない。
まずは告白してきたちひろをターゲットに据える。
しかし桂馬より先に歩美が動いていた。
ちひろが桂馬のことを好きだというのを聞いたと告げる歩美。
さすがにふとんの中にいたとは言えないので風の噂で聞いたと誤魔化すが、ちひろを応援すると伝え自身は身を引くことに決める。
そんな2人のやりとりを知らない桂馬は、突然歩美が怒らなくなってちひろ推しを始めたのに戸惑う。
これからどうしようと迷うちひろに、しょうがないと自己納得する歩美。
2人の恋の行く末はどうなるのか。
残された最後の女神はどちらに宿っているのか。
パッと見すんごいラブコメしてた回。
しかしラブコメしてるのは女の子視点だけで、桂馬から見たらそうなるように仕向けている。
この異様な構造こそ神のみぞ知るセカイの特徴であり、3人の関係はその縮図となっている。
ぶっちゃけ最後の女神・メルクリウスもメタ的に考えればどちらに宿っているかは火を見るよりも明らかだ。
今回はEDが省略されているが、これは演出・尺・声優の全ての都合が合致しているからだろう。
さすがにこの段階ではキズナノユクエを流すのはおかしいし、尺はギリギリだし、原作ではここでメルが話しているのだがそれをやると声でバレてしまう。
しかし綺麗に収まっているので何の問題もないだろう。
ちひろが歩美の靴を見つけたり、演奏中の回想など原作にはなかった追加シーンは良かった。
でも本筋に関係ないとはいえ、歩美が正座から徐々に姿勢を崩して足を開いて行く描写は欲しかった。
あれは雌の顔だぜ。
そして次回。
めがみみっくす!!
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