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2014年3月26日水曜日

神のみぞ知るセカイ FLAG264 「Shine a Light」 感想

サブタイトルは Shine a Light.
やはりローリングストーンズからだ。

灯りを灯せ。




過去での穴開け作業を終わらせた桂馬。
成すべき事を成し、その心情の吐露も手紙という形で前回終わっている。

あとは現在に戻り、答えを形にするだけだ。


何か言え、と言われても今の桂馬はまだ2人とは関係がなくその後のことも考えれば接触しないにこしたことはない。
そのための女装のはずだった。

しかしなぜか桂馬はカツラを外し、2人に言葉を残す。
残念ながら作中では何を言ったのかは分からない(あるいは言おうとしてやめたのかもしれない)。

”攻略”という関わり方を通して特に影響を与えてしまった2人だけに、桂馬にも強く思うところがあるのだろう。
だから変装を解いて姿を見せた。
痛みを乗り越えた答えを見せたかったのかもしれない。
あるいはこれから巻き込んでしまうことを謝りたかったのかもしれない。

どちらにせよ2人にとってはこれから起きる未来であり、まだ起きていない未来なのだから意味は無い。
桂馬にとっての心の整理でしかない。


ところで素顔を見せてしまったら一方的にとはいえ顔見知りになってしまう可能性があるのだが、それは良かったのだろうか。
どうせ中身は入れ替わってまともに会話にならないし、夏休みがすぐにくるので問題ないと判断したのか。
あるいは地震の影響で引っ越す際に桂馬も学校が変わるイベントでもあったのか。




物分りの良い4人組み。
誰も時計持ってなかったのだろうか。
時間の流れが正常という保証はないが、時計なり携帯なり誰かもっていそうなものだが。

待っている間に今までのことを話あったりしなかったかどうかが気になる。
聞きたいような聞きたくないようなで切り出せなくて話が進まなかったとかあるかもしれないが、栞は女神のことについても知りたがっていたから話す絶好の機会だと思うのだがどうだろう。

まぁ話し合ったところで正確な事情を知っている人物がいないので女神とヴァイスの話で終わってしまうのだが。




落とし神様、バディがいないのを気にしてなさ過ぎじゃないでしょうか。
確かに空気感半端ないポンコツだけれどももう少し気にしてあげても良いのでは。

それともいなくなったことに関して何か思うところがあるのか。




結局桂馬を連れ戻すのに宿主全員の力がいる、というのは全員分の愛(と絆)の力が必要だということだったのだろうか。
今回は渡航機が壊されてしまったのでその修復分もあるからその必要が出てきたのか、そうでなくても必要だったのか。

じーさんの言では女神ですらメインではないとのことだったから、呼び戻すのに女神の力は必要ないと思っていたがどうなのだろう。
恐らくここは語られることが無いポイントだと思うので気になる。




比べて分かる天理と歩美の太さの違い。
明らかに歩美の方が肉付きが良く描かれている。

最も天理が細すぎというか、栞やハクアのような板な人達を除けばかなりスレンダーに描かれてるので同じコマに収めるとよりそう見える(ように描いている)のだろう。




戻ってくるには戻ってきたがまだ不服そうなあゆみん。
正直もう少し言い合いするのに尺を割いて時間がかかるものだと思っていた。

とはいえ前回の天理の説得が強力すぎたので、あれ以上引っ張ろうとしても拗ねて駄々をこねている状態にしからなかったのも事実。
気に入らないことがあっても今はこうするしかない、という心境なのだろう。




どのみち”桂馬の口から”全部説明させるというのも、セカイを元に戻して桂馬が帰ってこなければ土台無理な話なのだ。
話を聞いて納得できればそれでよし、できなければ一発ぶん殴ってやればいい。

歩美は快活なスポーツ少女と思わせておいて、実際には全キャラ中でも屈指のネガティブ&後ろ向き思考なところがある。
だからこそこうやって吹っ切れたときは凄く可愛い。
普通に素の状態が明朗快活よりもずっと魅力があるだろう。




一方で天理は他の宿主にも桂馬の手紙を見せる。
左手に持っているのは入れていた封筒かと思ったが、どうにも形が違うように見える。
深読みのしすぎでなければ、歩美にも見せなかった最後の部分は避けているのだろう。

最後の部分が明かされる日は来るのだろうか。




結局手紙にどこまで書いてあるのかは分からない。
各ヒロインの詳細なデータと大雑把な攻略のことが書いてあるのは間違いないが、そもそもの攻略のことや女神のことについては触れられていない。

しかしこれで大体の事情は理解できた、と見てよいのだろう。
大切なのはそれが何であったのかではなく、それを知って自分がどう思ったのか、その気持ちをどうしたいかだ。

手紙に書いてあるのは桂馬から見た事実と、桂馬の言葉でしかない。


今更状況に反して異を唱えるキャラクターはいないだろう(その辺はあゆみんが代表してやったので)が、これを受けて各ヒロインがどう動くかというのは気になるポイントの一つだった。
過去形なのはもうそこに割く尺が残っていないから。
特に何も描かれないかダイジェスト方式にならざるを得ないだろう。




ウル婆さんがなんだか「俺に任せろ」的なことを言っているが、正直なところ女神篇であっさり捕まった過去があるのでイマイチ信頼できない。
あのときは奇襲だったし今は女神が全員揃っているので状況が違うというのはあるだろうが、それにしても難アリである。

とはいえ天理もディアナがなんとかしてくれるって言ってたし、なんとかしてくれるのだろう。

ディアナビームとかで。
戦っちゃいけないとかそんなこと言われてたような気もするが、忘れよう。


ディアナビーム参考画像






桂馬を呼び戻すためには全員が力を合わせる必要がある。
でもそこにもう迷いはない。

手紙を見て真実を知ったことで桂馬への思いはそれぞれ違う形を成しているだろう。
あってどうしたいのかもきっとみんな違う。
それでも呼び戻して、会いたいという気持ちに違いは無い。




それぞれの思いも思いでも、自分のものだ。

さりげなくかのんだけ2コマしかないのが気になるが、攻略時のことは振られたから無かったことにしているのだろうか。
だとしたら結構黒いぞかのんちゃん。

そしてあたかも『私が7人目の戦士だ』と言わんばかりにウル婆が円陣に加わっている。
いやいや貴女の場所そこじゃないでしょ。
何普通に混ざってるんですか。
一時期のディアナさんばりに美味しいなウル婆。




渡航機が作動し、桂馬は現在へと戻る。
これで物語の始まりが用意され、全てが始るのだ。




そういやボロボロだったあかね丸とか、7歳の自分を見下ろす17歳の桂馬とかなんだったんだろう。
これから出るのだろうか。
尺足らんでよ。




宿主たちに付けられた首輪によって、心に穴があけられる。
天理も自分で首輪をつけたようだ。

ということは心の穴≠心の隙間のようだ。
駆け魂を押し込むことはできても駆け魂が自発的に入ることはできないとか、特定の駆け魂しか入れないとかそんな感じだろうか。

一部で話題だったかのんが髪を染めてた説だが、前回の時点でも明らかにトーンの色が違ったので夕方だから暗いトーンにしていたor幼少期ということで少し色を変えていたとかだろう。
今回のを見ると地毛でほぼ間違いなさそう。

むしろ月夜が地毛っぽいので金髪碧眼なのはどういう設定なのかが気になる。

そして栞がひどい。
本質的に桂馬と同じとはよく言ったものだ。




桂馬が過去に来ていたのは精神だけなので肉体はそのまま。
なにやら階段の方に人影があるが、誰だろうか。

エルシィ復活するも置きっぱというのはあまり考えられないので、ドーちゃんだろうか。
7歳の桂馬が目を覚ましたときに見知らぬ場所というのはまずいので自宅に運んだりするのだろう。




セカイが再生され、遂に帰還する面々。
しかしそこは動態巨人が暴れている真っ只中、どころかである。

なんで空に出たのだろうか。
いやまぁ元の位置に出現してもまた潰されるだけなんだけどさ。

桂馬以外は女神と入れ替われば空が飛べるので問題は無いが、桂馬は意識を取り戻しても空は飛べない。
つまり誰かが助けなければならないのだ。

エルシィ、アピールするなら今しかないぞ。


球の色が変わっているようにも見えるが、力を使い果たしたからかそれとも外にあわせて暗めの色にしただけなのか。
どっちにしてもあまり意味は無いのだが、ちょっと気になる。




バラバラと落ちて行く宿主たち。
位置関係的には天理が桂馬に手を伸ばそうとしてなくもないか?といった程度でよくわからない。

どのみち入れ替わらないとどうしようもない。
そしてウル婆どこいった。

動態巨人のつぶらな瞳が光る。
全身タイツみたいで気持ちわるいのにそこだけ可愛くてムカつく。




桂馬の中身は戻ってきた(はず)。
あとは目を覚まし、ディアナがビームを撃つだけだ。

残り4話(多分)、セカイの未来に明りを灯すことはできるのか。

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