先週と同じくローリングストーンズの楽曲から。
今シリーズはローリングストーンズで統一するのだろう。
邦訳は【夜をぶっとばせ】
状況的にまだまだ”夜”をぶっ飛ばせそうにないのは皮肉か、それとも願掛けか。
前回曲がるカッターで刺されたドーちゃん。
どうやらただショーテルのように迂回してくるだけではないらしい。
ちなみにショーテル参考画像。
ヒートショーテルという発想は一体どこから出てきたのかはちょっと気になる。
閑話休題。
なにそのカッター怖い。
どうやらリューネが魔法で操って迂回させたわけではなく、自立稼動のようだ。
ハクアと戦ったときには使っていなかったので手加減していたのだろう。
魔法を使える悪魔からしてみれば、ドーちゃんが普通の人間じゃないことは見て分かるらしい。
エルシィとハクアが疑問を抱かなかったのは単に実力差がありすぎるのか、それとも殺しあうほどのやり取りをして初めてわかるのか。
ドーちゃんは以前天理との会話で”身体はもう人間だ”と言っていたが、その定義はどこにあるのだろう。
元を正せば悪魔であることに間違いはない。
例え能力を封印して”人間と同じ程度”になっていたとしても、そこに悪魔の矜持があれば悪魔だと名乗るだろう。
しかしドーちゃんが選らんだ答えは人間だった。
人間だと意地を張ることに意味があるのか。
あるいは人間であることに誇りがあるのか。
人間と悪魔の優劣に関しては作中では深く語られていないので分からない。
ただハクアが前に「たかが人間」といった旨の発言をしていたことから、新地獄では人間を悪魔より下に見ているのだろう。
人の魂を利用してエネルギーを得ている地獄のことを考えれば、そういう認識が一般的でもなんら不思議はない。
羽衣と並ぶ便利アイテム拘留ビン。
実際前回の流れでポールでぶん殴るより拘留した方が良かったんじゃないかという意見は結構あった。
現に過去においてはエルシィがそれで窮地を脱している。
が、失敗。
どうやらある程度能力のある相手に抵抗されると拘留できないようだ。
そういえばレベル3,4の駆け魂の拘留に失敗したことも過去にあった。
つまりリューネはそれ以上の相手ということだろう。
やっぱり羽衣は警戒度の高いアイテム。
形状自由、質量ほぼ0、伸縮自在の超便利アイテムとくれば当然か。
本人の技量と発想次第で無限の応用力を誇るアイテムって主人公サイドが使えば熱い頭脳戦を期待できるものだけれど、敵側にあったら脅威でしかない。
理想はリューネごと拘留できることだったが、ひとまず羽衣が無力化できただけでも儲け物だろう。
斜めのコマが多くて編集しづらい!!
リューネさん楽しそうですね。
モノが足りないってのは分からないでもないが、気が足りないというのはどういうことだろう。
今までに”気”という言葉は出てこなかった。
マナとかライフストリームとかそんな類のものだろうか。
本当バトルマニアっすねリューネさん。
素手で殴りあう、ということはやはり”気”が足りないというのは魔法が使えないということなのだろう。
もっとも一般的なバトル漫画とかにおける攻撃魔法のような魔法は今までに誰も使っていない。
ハクアがちょっとそれっぽいことをしていたが、結局移動に使っていただけで他のものは全て道具を使っている。
そう考えると魔法も体系立てられて理論理屈の科学ということか。
羽衣も魔法アイテムというよりは超科学アイテムのような説明をされてるし。
一方移動を始めたじーさん’s。
主役は間違いなく爺です。
屋敷の敷地内に既に入られているってことは当たりを付けられているということか。
月夜・栞のプレゼントタイムのときに監視されていたし、宿主が誰であるかは既に割れているのだろう。
しかしその場合情報はどこから流れたのか。
女神篇終了時に事後処理として駆け魂隊とやり取りしていた場合は全ての宿主が特定されていると思っていいだろう。
逆にヴィンテージが絞りこんだとの同じ程度の情報しか持っていないのだとしたら、今回も天理だけ対象外となっている可能性がある。
まぁ今のところ描写がないので確認のしようはないことだ。
「計画は一旦停止、撤退したほうがいい」ということは移動先はあかね丸だったということか。
進むか退くか。
一度しかチャンスがないのであれば事は慎重に進めなければならない。
とはいえ実際にはあかね丸の”通信機”はリューネに発見されてしまっているので、ここは攻めるしかない。
だがその状況を知っているのはドーちゃんだけで、そのドーちゃんは戦闘中で連絡できない。
情報が状況を決定する、ホウレンソウの重要さが良く分かるね。
じーさんの判断は状況が見えないからこそであり、決して的外れではない。
しかし天理はそれを許容できない。
目的は桂馬を助けることであり、それは何よりも優先される。
・・・ん?助ける?
呼び戻すではなく助けるなのか?
極端な話、現代に呼び戻すだけであれば後回しにしても良さそうに思える。
実際には現代と過去の時間の在り方が同時に平行して存在しているような状態なので、後回しにするにも限界はありそうだがその辺りは詳細が分からないので置いておく。
なぜ呼び戻すのではなく、助けるなのか。
もしかするとまだ隠されている何かがあるのかもしれない。
天理は意外と頑固。
最もこの場合は10年間この時を待っていたのだから、譲れないのも分かる。
10年前に会った未来から来た想い人とようやく再会できるのだ。
頑なにならないほうがおかしい。
しかしそれは事情を知っていればこそ。
事情も知らない、何が起こっているのかも分からない。
とにかくただ巻き込まれているだけの立場からしたら何よりも説明が欲しいはずだ。
天理が自分で説明しようとしないのは何故だろう。
人見知りが強く引っ込み思案な性格のせいだろうか。
それにしては女神達に対しては自分で説明していた(描かれていないがそう取れる)。
やはりどこまで話していいかという線引きが宿主に対しては曖昧で、桂馬なしには決められないということか。
逆に言えば代わりに見せようとしている手紙には勝手に見せてもいい程度のことしか書いていないのだろう。
あるいは、最初から見せるように書かれているかだ。
そして気になる手紙の内容は・・・!
暗くて読めない。
暗くて読めない!!!
なんということでしょう。
そりゃまぁ無灯火の社内で文字は読めない。
しかし手紙の内容は次回以降に持ち越し。
気になるじゃないかちくしょう。
”通信機”が何か気になるリューネさん。
確かにパッと見は何か分からないだろう。
何故か船の中に隠してあるし。
ところで結局のところあかね丸は誰が作ったのだろうか。
”通信機”を作って魔法をかけたのはドクロウでまず間違いないだろう。
そう考えるとあかね丸もドクロウが準備したと見るべきなのだが、なぜ船なのかという話になる。
船であることに何か意味はあるのか。
どうして戦うのかと問うドーちゃんに、リューネはそれが本性だからと答える。
バトルマニアなリューネにとっては理由なんて必要なくて、ただそうしたいだけなのだ。
それがたまたま旧地獄の在り方に都合が良かっただけ。
細かく見るならリューネは”闘う”のが本性だと答えている。
ドーちゃんの言っている”戦う”はリューネの”闘う”とはきっと意味が違う。
辞書的な意味の違いは調べればすぐに分かることだが、リューネの”闘う”小規模な、自分の目の前のことだけに注視している。
対してドーちゃんのいう”戦う”はもっと大きな、大勢の人達を巻き込んだ戦争のようなものを指している。
過去に戦い、色んな物を見て、失ったからこそリューネの言葉の先にあるものが何か分かる。
本当にただ望むままに生きていていくことが正しいのであれば、なぜ先の大戦が起こったのか。
何故多くのものが失われて、未来へと繋がる道が閉ざされてしまったのか。
それが正しくあるべき姿だというのなら、もう一人の自分が未来を救うために自分を創ったりなどしない。
自分自身が存在すること。
生まれてきたこと。
それ自体が、過去の戦いを否定し、未来を願う者の証であり、希望なのだ。
リューネさんパンチラしすぎじゃないですかね。
まぁこのアングルで見えないほうが不自然だけれども。
”ペット”を飼い主に返す。
どうやってやったのかは分からないが、まぁ魔法の書き換えとか多分そんなのだろう。
あんなのが暴れまわってた左腕は無事じゃすまなさそうだが、やっぱり単純な人間とは少し違うのか。
それともなんとか魔力とかで暴れるのを抑えてたとかあるのかな。
三度場面転換、こんどはかのん。
キャラが多くて扱いが大変そうだ。
電話の相手は岡田さん。
まぁかのんに電話をかける人なんて家族か岡田さんぐらいしかいないだろう。
他に番号を知ってるとしたら桂馬(とエルシィ)ぐらいか。
どうやら柳さんの嘘爆破予告が嘘だということがバレた模様。
もともと咄嗟の思いつきでやったことだからボロが出るのも早かったのだろう。
これでイタズラだと分かったので自首しなくて住むね柳さん。
岡田さんに押されたら断れないのがかのん。
でも今はそんなことを言っていられる状態ではない。
もちろんプロである以上本来はそのあたりをちゃんと調整しなければいけないのだが、今回は緊急事態。
何を優先すべきかをちゃんと考えなければならない。
岡田さんの押しを断ったことをかのんの成長と言っていいかは分からないが、覚悟は見ることができる。
急にいなくなって穴をあけることで多くの人に迷惑をかけてしまうことなんて分かっているのだ。
だから後で”一杯怒られる”のも覚悟する。
何が起こっているのか分からなくても、どうしたいか決められる。
それが正しい選択かどうかは最後まで分からないけれども信じているものがあるから、そのための道を選ぶことができる。
あ、ちなみに今週の月夜のセリフこれだけです。
事情を知るための方法もあって、知りたいとも思っている。
でもそれよりももっと先にしなければならないことがある。
信じているものを手放さないために。
ちなみに今週の栞のセリフもほぼこれだけである。
まるで最後に残った道しるべ。
何かがあったのは知っている、薄々気づいている。
それでも信じているその心に偽りはない。
なんか今週はかのんがメインヒロインみたいな位置づけになってるね。
まぁ長いこと空気(水)だった期間とかあったししょうがない。
それぞれのヒロインが腹を決めていたら、足を止めすぎたのか見つかってしまう。
この「きゃ!?」は結だろうか?
結も女の子だから「きゃ!?」でも良いのだが、どうしてもイメージとのギャップがある。
戦いの女神 大 活 躍!
ハクアを素っ裸にした以外に活躍してなかった戦いの女神がついに大活躍。
じーさんの車絶対高いけど気にしてはいけない。
あとこれ顔の作画が結のままな気がするけど多分これも気にしてはいけない。
うん知ってた。
結はこんな感じだろうと思ってましたとも。
月夜の「うんうん」は一見すると栞の心の声に同意してるように思えるが、心の声が月夜に聞こえるはずはないので結の発言に同意してると見るべきなのだろうか。
宿主の中でも月夜と結は特にファンタジーな攻略だった上に、桂馬もかなり命がけの行動を取っていたのでそれに対して自分も桂馬のために命をかけられると考えてもおかしくない。
逆に栞は自分の思考にブレーキをかけるタイプなので、極端な発言や考えには反射的に否定してしまう。
実際には”惜しいのは間違いないが、 かけられないわけでもない”といった程度だろうか。
少女達の決意を受けて、じーさんも撤退ではなく先に進むことを選ぶ。
どの道やらねばならないことなのだから、士気が高い今のうちにかけるのは手だ。
しかしそんな中ただ一人その思いを口にしなかった少女がいた。
最初のヒロイン、高原歩美。
歩美は事情も知らないし、何が起こっているかも分からない。
女神篇の最後の攻略で桂馬が何か普通じゃないことをしているのは知ることができたが、それが何であるかを訊くことはできなかった。
桂馬に対する不信感は『後で必ず話す』という言葉で抑えられているが、一向に説明に来ない桂馬に対して苛立っていたのも事実。
他の宿主がどんな状態かは分からないが、各々が桂馬を信じるという言葉を口にしていることに対して何かしら思うところがあるのだろう。
もしかすると暗くて読めないと言った手紙の一部でも読めたのかもしれない。
天理はそんな歩美の様子に気づいている。
桂馬は人の心が分からないから、その点については天理を頼ろうとしていた。
実際天理は桂馬の細かい様子に気づくなど、人の心の機微に敏感なようだ。
歩美が何を考えているか分からないが、この後この2人を軸に話が展開されるのだろう。
ドーちゃんvsリューネはこのまま決着がつくことはなさそう。
リューネは今後も出てくるようなので、どこかで仕切り直しがあるのだろう。
手紙の内容は今週も分からなかった。
ただ本当に読めなかったのかどうかは分からない。
読めていたが、それを隠すために読めなかったと言った可能性もある。
とはいえ流れ的には桂馬が復帰する前に手紙を読んでしまうよりも、桂馬自身から事情の説明をする展開になったほうが良い流れだと思う。
先に手紙を読んでしまった場合は、(内容にもよるが)桂馬を許さざるを得ない状況になってしまう可能性が高い。
そうなってしまうよりは、桂馬が自分の言葉で説明して理解を得る展開になって欲しい。
そして今回桂馬もエルシィも1度も登場しなかった。
何気にこれって初めてじゃないっけ?
流石に全話確認するのは大変なのでやらないが、どちらも出なかった回はなかったと思う。
それだけ流れが変わっているということだろう。
・今週一番可愛かったコマ
今回一番可愛かったかのん。
普段はそれほど差があるようには思わないが、やはり並べて描くときは差があるように描いてるような気がする。
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