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2013年11月27日水曜日

神のみぞ知るセカイ FLAG251 「A SETTLEMENT 3」 感想

サブタイトルはA SETTLEMENT 3.
3回続けてのサブタイトルだ。

おさらいまでに可算名詞としてのSETTLEMENTの意味は【植民地,居留地,新開地,開拓地,清算,決算】だ。
最初の時はコロニーとしての植民地の意味だと思っていたし、実際それを指していただろう。

前回はコロニーとしての機能がドクロウに集約されていることが示された。
そして今回は3回目のSTTLEMENT.

それが何を示しているかはもう考えるまでもない。




エルシィの馴染み力とは。


アニメが終わってひと段落したからか、作画に余裕ができたようだ。
週間連載でこのアングルで道路までぜんぶトーンとか正気の沙汰じゃねぇ。




天理は前々回の約束があるので桂馬を待っていた。
一方桂馬はドクロウに言われたこととこれからのことを考えて上の空。

しかし天理の服可愛いな。
余所行き、というか良い服を選んだのかそれとも親に頼んで出してもらったのか。
天理可愛い。




前日のキッズワールドが嘘のような平常運転。
無事にキャンプを翌日に控えるまでやってきた。


・・・実に長い戦いであった。




桂馬からしてみれば最後の仕事を残すだけ。
思うところはあっても、当然小学校の授業などに興味は無い。
高校の授業でも興味はないだろうが。




そんな物思いに耽る桂馬の横顔を眺めるうらら。
ループしたこの世界では、桂馬はうららとの親睦を深めていない。
にも関わらず桂馬に興味を示している。

キララ星のケイのことは覚えているだろうから気になっているのか、それとも爺に何か吹き込まれたのか。


何にせようららも香織同様現代に還ってからの出番が期待できるキャラだ。
うらら可愛い。




放課後、前もって言っていた通り”見せたいもの”のところに行く2人。
この2人が並んで歩いている姿は、なんというか印象深い。
他のキャラよりも2人で歩いているシーンが多いからだろうか。

桂馬がマイペースに先を歩いて、天理が駆け足気味に後ろを付いてくる。
思えばユピテル編が始ったときも同じようなシーンがあった。


そして桂馬が見せたかったものとは洞窟。
7年前の明日に物語が始った場所だ。
桂馬が見せたかったということは、下見でもするのだろうか。




この洞窟が重要な場所であることは分かりきっていた。
しかしこの洞窟は”工事中”でその工事でキャンプも中止になりそうだった。

だから桂馬は長い”回り道”をしてキャンプを開催できるようにしたのだ。
そしてその工事の責任者がこの、








・・・・・・・・






どうやら画像が乱れたようだ。
ルートを間違ってしまったのかもしれない。


気を取り直して、海岸の工事をしていたのは白鳥建設だった。
その会長で工事の責任者こそうららの祖父である、











この爺は一体なんだ!!!



前に出てきたときはもっと厳かな爺さんだったのに気がついたらファンキー爺になってるぞ。
心ほだされすぎだろう。




そしてその爺さんに素直に感謝の言葉を述べる桂馬。
こちらも随分と変わったものだ。

女神篇終盤でも言われてたが、桂馬はもともとリアルなんてなんのその攻略以外で感謝の言葉や謝罪を述べることはほとんどなかった。
色々な経験を経て変わったのだろう。
特にちひろと天理関連で。




そして爺のこの言葉。
『桂木くん』である。

桂馬は以前爺さんに名前を尋ねられてたときには苗字を答えていない。




少し考えるように苗字を伝えなかったところを見るに、未来への干渉を避けるためにやったのだろうがどうやら爺さんは桂馬のことを調べたようだ。
作者か編集がミスをしていない限りは現代に戻ってからの展開の布石と見ていいだろう。

そして桂馬も、爺さんが自分を調べていたことに気づいてか頼みごとをしている。
十中八九未来の攻略対象の居場所の調査を依頼していると思われる。




そして洞窟内では天理に洞窟のマッピングをさせることで地理を把握させようとする。
地形が変わる可能性も考慮する当たりらしいといえばらしいが、これは現代で実際に洞窟を探した経験によるところが大きい気がする。





実際に事の起こる場所に来て、現状とそして元の世界がどうやって成り立っていたかを実感する桂馬。
生きているだけで多くの意志に支えられている、そのことに気づけるだけ桂馬は大人になりそして現実に目が向けられるようになった。

現実はクソゲー。
無理に現実に生きて行く必要は無いが、それでもそこに存在して行く一員として関わりを避けることはできない。
そしてクソゲーをそのままにしておけばいつまでもクソゲーなのだ。
クソゲーではない理想が欲しいのであれば、どんなに嫌でも戦うしかない。




一方でいつでも待機組のエルシィ。
ずっと同じ服とのことだが、羽衣で着替えを作って選択すれば良かったのではないか。




そんなオールウェイズ・ノー・テンキなエルシィにも転機はやってくる。

登場初期、それこそFLAG2のころから明かされていた設定。




姉の登場である。




シルエットだけなのでどのような容姿なのかは分からない。
しかし今までに明かされている設定と、展開から絞り込むことはできる。
欠けている証の鎌が何よりの証拠ということか。

かつて攻略時にエルシィがあうことの無かった唯一の対象であり、証の鎌を持った悪魔リミュエル。
それがエルシィの姉の名前なのだろう。
(まだ違う可能性もあるけどね!)




とかなんとかエルシィがようやく設定レベルで語られる時がきたかと思っていたら、洞窟内ではそれどころではなかった。




桂馬が天理に渡したのは心に穴をあける装置の一部。
これを渡してどうしようというのか。

過去の記憶が正しかったとすれば、天理とディアナが出会ったときに心の隙間はなく、天理はディアナを受け入れることで宿主となった。
なのでこのアイテムは天理には不要ということになる。

あるいはこれを天理に使わせて他の娘の心に穴を開けようとしているのか。
その場合は天理の共犯度がさらに上がってしまう、すなわちヒロイン力の強化がされてしまうことになる。




桂馬が天理にチョーカーを渡した真意は分からない。
しかし、ボクの最後の仕事と言っているようにその責任を他人に委ねるつもりはないようだ。




みんなの心に穴をあけに行く。
ずっと最後の仕事は女神を探して宿主に渡すことかと思っていたが、未来の世界へと確実に繋げるならば他の攻略対象に対しても同じく穴を開けておく必要がある。

思ってたよりも手間のかかる作業だ。


最後の洞窟のシーンで桂馬と天理の表情が見えないようになっているのが憎い演出だ。
どんな表情をしてこの残酷な未来を作ろうとしているのか。
一度は逃げ出そうとすらしてしまったのだから、決して心安らかにはいられないだろう。

そしてエルシィには洞窟の入り口の見張りを命じていたが、この話を聞かせたくなかったのかもしれない。
それはバディとして信用できないというのではなく、エルシィは能天気で爛漫であって欲しいという思いもあるのではないか。


次回はタイミング的にも現代、ということでプレゼントタイムのようだ。
前回のプレゼントタイムはあゆみんが出てきたところで終わっていたのでどうなるのか。
月夜栞の出番はsれで終わってしまうのか?

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